DJIの最新鋭、最高の機種であるMatrice 300 RTKがついに登場。
DJIは、当社のドローンのことを最もよく理解している人たち、すなわち、緊急事態に最初に対応する救急隊員や消防隊員、警察官などからのフィードバックを歓迎しており、M300 RTKはそうした人たちのアイデアが反映され、彼らが求め、彼らが任務を成し遂げるに値するツールになっています。
M300 RTKの新機能は多岐多様で1つの表にまとめきれません。そのため、私たちはM300 RTKの新機能を最も魅力的な9の特徴別に分類することにしました。
1)安全と性能向上のためにデザインを一新
ハードケースからM300 RTKを取り出し、折り畳み式アームを組み立てると、プロペラとローターが下向きになっていることがわかります。M300 RTKの本体、つまりその重心はプロペラ面の上に位置していることにより、強風下や過酷な条件においてもかつてない敏捷性と加速性、操作性を可能とします。M300 RTKは反転型プロペラ設計で本体をアームとプロペラより高くすることにより、機体の6つの全方向障害物回避センサーを遮ることなく明瞭な視界を確保できます。また、緊急用パラシュートを装備した状況では、開いたパラシュートがM300 RTKのプロペラによって切られたり、邪魔されたりすることがなく、本プラットフォームは新しい安全基準となります。
2)次世代の衝突回避
M300 RTKはDJIの歴史において最も安全なドローン プラットフォームです。6方向ビジョンセンサーとTime-of-Flight(ToF)センサー、そして1 mから40 mまで調整可能な検知範囲により、操縦者は自信を持って安心して飛行できます。これらのセンサーは、最上部と最下部の補助ライトが自動的に点灯する弱光条件においても効果を発揮します。さらに、近日発売予定の円形スキャンミリ波(CSM)レーダーを取り付けることにより、6方向ビジョンセンサーを補強することができます。M300 RTKにより、操縦者は安全を維持しながら目標のすぐ近くを飛行することができ、高精細なデータを得ることができます。
3)高速上昇、高速下降能力
このドローンは高速です。性能向上のためにデザインを一新したことにより、M300 RTKは5 m/秒を超える上昇速度と3 m/秒を超える下降速度を誇り、水平速度は23 m/秒を超えます。これにより操縦者は今までにないスピードで目標に到達できます。データの収集が終わるかReturn-to-Home(RTH:自動帰還)時間になると、M300 RTKはホームポイント上で垂直下降するのではなく、6 m/秒で水平スロープ下降ができます。これによりドローンが着陸するまで待つ時間を劇的に短縮するだけでなく、バッテリー消費を抑え、効率を向上します。
4)頑丈なバッテリー
M300 RTKは、DJIで最大容量のバッテリーであるTB60 2個で動作し、H20カメラ搭載時は約45分間、非搭載時は約55分間のホバリングができます。長時間にわたる過酷なミッションでも、ホットスワップ機能を使い、電源を落とすことなくバッテリーを1つずつ交換することで、速やかに飛行することができます。また、M300 RTKは頑丈な携帯型バッテリーステーションが同梱されており、8つのTB60バッテリーを収納し、2つを約60分で充電し、さらに4つの送信機用バッテリーを保管できます。スマートな自己加熱機能を持つTB60は氷点下の気温においても信頼が高く、1つのバッテリーが動作しなくなるような緊急事態においても、もう1つのバッテリーで帰還することができます。
バッテリーステーション | TB60インテリジェントフライトバッテリー |
5)冗長化機能
安全性と信頼性はM300 RTK開発の柱でした。デュアルバッテリー設計と同様に、M300 RTKは損傷あるいは緊急時の安全性を確保するための一連の冗長性で強化されています。予備の加速度計、気圧計、IMU、RTKアンテナをはじめとして、ほとんどのセンサーが冗長化されたM300 RTKは、これまでのDJIドローンの中で最も安全、最も信頼性の高いドローンです。
Matrice 300 RTKの冗長性機能についての詳細なレポートは、以下をクリックしてください。
6)1度に3つのペイロードを取り付け可能
M300 RTKは3つのジンバルをサポートすることにより、下部に2つのペイロード、上部に1つのペイロードを同時に搭載できます。また、必要に応じた高度なコンピューティングパワーに対応するためのオンボードSDKポートも用意されており、さらに柔軟性を高めることもできます。最大2.7 kgのペイロードに対応し、最新の多機能ハイブリッドマルチセンサーであるH20とH20Tにも対応しているM300 RTKは、多機能な高性能ドローンです。
7) OcuSync Enterpriseの採用
M300 RTKはDJIの最新の伝送システム、OcuSync Enterpriseを初めて装備したプラットフォームです。OcuSync 2.0のアップグレード版であるOcuSync Enterpriseは3チャンネルで最大伝送距離15km(日本国内では最大8km)の1080p 30fpsの動画伝送を実現。OcuSync Enterpriseにより、操縦者は長距離でもドローンとそのペイロードに応答性の優れた接続をすることができます。M300 RTKのフライトコントローラーは一度に2つの入力フィードのみ表示できますが、操縦者は表示をシームレスに切り替えることでミッションクリティカルな情報にアクセスできます。
8)プライマリフライトディスプレイの採用
M300 RTKは次世代HUD(ヘッドアップディスプレイ)を初めて装備したプラットフォームです。民間航空規格を参考にしたプライマリーフライトディスプレイ(PFD)はDJI Pilotアプリで開発され、かつてないほど直感的で機能的な飛行インターフェイスを提供します。この再設計によって、操縦者は強化された状況認識機能をすぐにアクセスでき、安全かつ自信を持って任務を遂行できるようになりました。
PFDに関する詳細は、こちらをご覧ください。
9)2人による操縦:高度なデュアル制御モード
M300 RTKはデュアルパイロット制御プロトコルを刷新し、より安全かつ柔軟に任務を遂行できるようになりました。副操縦者との飛行では、どちらの操縦者もフライトコントロール優先権に同等のアクセスができ、優先権の移動はDJIスマート送信機エンタープライズの一連のアイコンで合図されます。2人の操縦者はドローンとジンバルの制御をシームレスに移行できます。これらの再設計されたフライトコントロールプロトコルにより、操縦者から副操縦者に視野の方向が維持されることで、BVLOS(Beyond Visual Line of Sight)任務に対応することができます。1人目の操縦者の場所から離陸し、2人目の操縦者の場所に着陸することができます。フライト訓練でこの機能を使用することにより、教官は操縦学習者を安全に指導することができます。
お読みいただき、ありがとうございました。
私たちと同様に、皆様がMatrice 300 RTKの魅力をご理解いただけることを願っています。これら9つの特徴は、この強力なドローンの持っている機能のほんの一部に過ぎません。M300 RTKの見積りをご希望の場合は、添付のフォームをご利用ください。当社のセールスチームよりご連絡を差し上げます。M300 RTKの詳細は、下部の製品ページをご覧ください。
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